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日本電産社長 永守重信語録

<永守重信語録> ○:永守氏 ・山路
(「日本電産永守イズムの挑戦」日本経済新聞社から)

○「一日24時間という時間はすべての人間に平等に与えられてい
 る条件。これをどう使うかで、勝負が決まる」

・タイム・イズ・マネーという言葉がありますが、時間はお金で
 は買うことができませんし、過ぎた時間を取り戻すことも時間
 を貯めておくこともできません。

○「企業の発展を担うのは、たった一人の天才ではない。ガンバ
 リズムをもった協調性のある凡才の絆こそ、組織の原動力であ
 る」

・凡才にはうれしい言葉です。大切なのは才能の如何ではなく努
 力する姿勢です。

○「企業は存在するかぎり、常に成長を続けなければならないし、
 成長なしに企業の活性化は図れない」

・日本電産には、企業の寿命30年説は関係ありませんね。

○「経営というものは、結局は数字がものをいう。いくら立派な
 理論、すばらしい表現であっても、数字という裏打ちのない机
 上論であれば、それは犬の遠吠えに過ぎない」

・目標を数値化することによって達成度が明確になります。

○「仕事が達成できない理由に『人が足りない』からというのが
 口グセになっている幹部がいる。そういう部門をよく観察する
 と一番教育ができていないし、工夫も不足している」

・何かをできない理由として「人がいない。組織がない。資金が
 ない」ということがよく言われますが、そんなものがすべてあ
 ればできるのは当たり前であり、足りない中でいかに工夫する
 かです。

○「仕事を任せるということは、常に進捗の状況と内容のチェック
 が行われていなければならない。それがなければ放置である」
 
・子育ても同じで、伸び伸びと放任は違います。

○「成長の陰には必ずハードワーキングがある。ソフトワーキング
 で成長している企業はない」

・誰よりも早く出社し、一年中ほとんど休まない永守社長の言葉
 だけに説得力があります。

○「その人にどれだけ能力があるかという前に、どれだけ信頼できる
 かということが優先する。いくら有能であっても、人を裏切り、
 苦しみを共に分かち合うことのできない人には仕事を任せられない。
 信頼の基本は『ごまかさない』『にげない』『やめない』の3つに
 あると思う」

・クレディビリティ(信頼)されてこそ、能力が活かせる場が与えら
 れるのです。

○「地位や権力で人を動かすことは良策ではない。自ら実力をつけて
 範を示し、人を動かすことに全力をあげねばならない」

・地位が上だから、権力を持っているからではなく、言っていること
 が正しいからこそ指示に従いたいものです。

○「チャレンジのないところから決して成功は生まれない。何もしな
 い者より、何かをしようとした者を応援する。そんな社員に拍手を
 送る会社であり、経営者でありたい」

・チャレンジするベンチャー企業の経営者は、社員のチャレンジ精神
 も応援しています。

○「『ノー』の連発からは何も生まれない。『すぐやる』『必ずやる』
 『出来るまでやる』という、常に前向きな姿勢を持ってこそ、すば
 らしい成果が待っている」

・できない理由を並べ立てるのではなく、どうしたらできるかを考え
 なければ何事も決して前には進みません。

○「目の前に落ちている小さな部品を見つけてサッと拾おうとするか、
 見過ごしてしまうか、はたまた安い部品だからと踏みつけてしまう
 か。ちょっとした違いが各人の仕事の成果を、さらにいうならば、
 組織の明暗を大きく分けることになる」

・神は細部に宿ります。

○「我々のサラリーは、社長である私から払うのでもなく、また、会社
 から支払われるものでもない。すべて我々の製品を購入いただいてい
 るお客様から、頂戴していることを忘れるべきではない」

・自治体職員の給与は、首長からではなく、住民の納める税金からいた
 だいているのです。

○「リーダーの強さがそのグループの勝負を決する。すなわち、一匹の
 狼のリーダーを持つ49匹の羊の軍団と一匹の羊のリーダーを持つ49匹
 の狼の軍団が戦えば、勝つのは一匹の狼のリーダーを持つ軍団である」

・組織におけるリーダー、トップの役割は命運を左右するほど大きいの
 です。


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